1948-03-26 第2回国会 参議院 水産委員会 第3号
それからもう一つ、私はこの漁村が非常に混亂状態にある、いろいろな意味において混亂の状態にあるといつたようなことが禍いしてか、こういうことが風の便りに耳に入つておるのでありますが、府縣水産業會が閉鎖されるんではないかというような話のあることであります。このことは協同組合法の實施の遅れることに更に輪をかけて非常な混亂を起しつつある實情にある。これはいろいろと原因もあることと思います。
それからもう一つ、私はこの漁村が非常に混亂状態にある、いろいろな意味において混亂の状態にあるといつたようなことが禍いしてか、こういうことが風の便りに耳に入つておるのでありますが、府縣水産業會が閉鎖されるんではないかというような話のあることであります。このことは協同組合法の實施の遅れることに更に輪をかけて非常な混亂を起しつつある實情にある。これはいろいろと原因もあることと思います。
○石原(圓)委員 ただいま井上政務次官より、地方水産業團體、府縣水産業會は次の團體法ができるまで、斷然閉鎖しないという御方針であることをはつきりとここに明言をされたので、この點は非常に滿足するものであります。しかしこの點は省より適當なる機關を通じて、早くその御方針を府縣水産業會竝びに漁業者に徹底するような御處置を仰ぎたいと思うのであります。
○井上政府委員 ただいま御質問の府縣水産業會に對する政府の態度及び漁業團體法に對する政府の態度についての御意見でございますが、さいぜん水産局長から御答辯を申し上げました通り、大體漁業團體法につきましては來議會に提出する準備を進めております。
○石原(圓)委員 今月十四日において中央水産業會が閉鎖機關となりまして、その結果各道府縣水産業會はここに非常な不安の念を起しておるのであります。一體府縣水産業會は次の團體法が制定されるまで存置されるものであるか、その中間のいつかにまた閉鎖機關となるのではないかという、その點に不安を感じておるのであります。
都道府縣水産業會自體が配給業者になるということは絶對にいけない。これははつきりきまつておる問題であります。これについてはいろいろな折衝があつたのでありますけれども、どうしても認められなかつたので、われわれとしては、やむなく單位の漁業會だけ活用するというふうに現在はなつておるのであります。
漁業會はそれだけの施設をもつておるところもありますけれども、しかしながら小さな漁業會はそういうような施設をもつていないのが多いのではないかと思うのでありまして、都道府縣水産業會の方は販賣方面をやる。それを今度は受けて、漁業者に代つて一括購入するというような制度はやはり存續してもらわなければならぬと考えます。
○専門調査員(岡尊信君) では一括することにいたしまして、第一は法制に關する「漁業法竝びに漁業協同組合法の制定に關する陳情」百六十七號、これは和歌山、大阪、兵庫、岡山、廣島、山口、福岡、大分、愛媛、香川、徳島、高知の府縣水産業會、即ち一括いたしまして、瀬戸内海水産連合會というものからの陳情でありまして、要旨は、第一が漁業法竝びに漁業協同組合法の制定を促進して貰いたい。